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2007年4月17日 (火)

コーカサスオオカブトの標本を作ってみました。

GW特別企画でコーカサスオオカブトの標本作製教室を行います。そこで、教材に使う未展脚のコーカサスオオカブトの状態の確認を行うとともに見本用にコーカサスオオカブトの標本作製をしたので参考までにご覧ください。まず、未展脚品として販売されていて、筆者が買ってきたコーカサスの状態です。

Img_2078

                                              

                                            

                                             

                                                  

                                                  

赤ちゃんが布団にくるまっているみたいですね。

Img_2098                                            

                                         

                                           

                                                                                                                     

つつみ紙を丁寧に慎重にはがします。

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触覚、脚(フセツ)、つめなどがとれていないか、欠けていないかチェックします。この写真の個体はどこもとれているところがない、いわゆる完品です。

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これは脚がとれていた固体です。とれてしまったパーツは、あとでくっつけてなおすことができるので、なくさないように大事にとっておきます。

Img_2071_1

                                                  

                                                

                                                 

                                                

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

昆虫本体への針刺しと、軟化の過程は除きます。軟化とは乾燥した標本を展脚(展足)するためにやわらかくすることです。方法は甲虫、蝶など種類によってやり方は様々です。今回はお湯に浸けました。まずは手で出来るだけ形成をしてしまいます。その後にピンセットや針を使いながら細かく針で留めて(昆虫本体に刺すのではなく)調整していきます。図鑑をお手本にして、展脚(展足)しました。

Img_2074                                                      

                                                   

                                              

                                             

                                                

                                                  

                                                             右の前脚と中脚の取れていた部分を修理します。修理の方法も軟化と同様で様々です。左中脚は袋から出した時点でなかったので、修理できませんでした。今回のGW標本教室では壊れているコーカサスの標本のなおし方をその場で実演します。

Img_2107

                                               

                                               

                                               

                                              

                                                                     

                                                                                                                                                                                               

 針の本数が減っていますね。これは次の日の状態です。一日目の針を全部抜いて細かく調整していきます。きれいに出来たのでこれで展脚を終わりにします。上に見える紙はラベルです。これに採集地、採集年月日、採集者を書き込みます。これから3ヶ月ほど乾燥させます。いつ、どこで、採ったかわらなくなるといけないので、ラベルも貼っておきます。防虫剤と一緒にタッパーや菓子箱などいれ(乾燥させるために蓋はとじません)太陽の光が当たらない、風通しのよいところに置きます。

Img_2103_1

                                              

                                             

                                               

                                                 

                                                

                                                                                                                       

このような標本が今回、GW企画標本作製教室に参加すると作れます。                                                         

一応、見本のため乾燥はしていないのですが標本箱に入れてみました。左中脚がないのが残念ですが、やっぱり標本箱に入れるとかっこいいですね。

標本の形は、人それぞれだと思います。自分がカッコイイ、きれいだと思うように作れば良いでしょう。それより標本は、何百年と保存すること、実際にそこの採集場所に何年何月にいたというデータがもっとも重要です。

当館の標本作製教室では、標本作製とともに、標本の大切さ(なぜ標本にするのか)が学べます。興味のある方は、ぜひ受講しに来て下さい。        TAIKI

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